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ハクメイのつくったスープ ─#04「仕事の日2 と ミミズクと昔話」より─


キャラバンのレシピというとエスニックな印象があるけれど、ハーブやチーズを使う点は欧風っぽくもあるな……。
と悩んでしまいましたが、ハクメイらしく細かいことにこだわらず、ワイルドに楽しく調理してみましょう。

 


材料(4~5人分)
・乾燥ひよこ豆 200g
・カットトマト缶 1缶
・玉ねぎ 中1個
・セロリ 1/2本
・パルミジャーノチーズ 30g
・にんにく 2片
・セイボリー(あればフレッシュなもの) 適量
・ローリエ 1枚
・唐辛子(種をとっておく) 2本
・オリーブオイル 大さじ2
・水 1200cc
・塩 適量

作り方



1.乾燥ひよこ豆は一晩水に漬けて戻し、水気を切ってからフライパンで乾煎りします。20~30分ほど中火にかけて転がし、水分が抜けてカラカラと軽い音になるまで煎ります。
2.煎ったひよこ豆の半量を、すりこぎで粗くつぶします。これはスープにとろみをつけるためなので、さらっとしたスープが好みならやらなくてもOK。
3.厚手の鍋にオリーブオイルを入れ、みじん切りしたにんにくと、唐辛子を加えて香りが出るまで炒めます。みじん切りした玉ねぎとセロリを加え、しんなりするまで炒めます。

4.カットトマト缶を加え、焦げないように混ぜながらもったりするまで中火で煮詰めます。水とローリエ、ひよこ豆を入れてアクをとりながら30分ほど煮込みます。
5.削ったパルミジャーノチーズを加えて溶かし、セイボリーを加えます。塩で味を調えて完成。

完成



お肉は入っていなくても、じっくり炒めた野菜の甘みとチーズのコク、ひよこ豆のうまみで、じゅうぶん食べごたえのあるスープになりました。セイボリーの独特の風味も、食欲をそそります。

普段は料理といえばミコチの担当だけれど、ハクメイもいろんな人生経験を積んできた分、そして大工仕事の手際の良さからすると、実はなかなかの料理センスの持ち主なのかもしれませんね。







レシピをつくったひと:梅本ゆうこ
1979年大阪府生まれ、関東在住。
普段は会社員兼主婦。好きな食べ物は梅干、ビール、いちごのショートケーキ。
マンガの好みは雑食。2012年2月にリトルモアより書籍「マンガ食堂」出版。

マンガ食堂公式サイト:http://mangashokudo.net/