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ブラウンマッシュルームのオイル煮─#08「長い一日」より─


新参と古参のいさかいが絶えない「蜂蜜館」。
2代目主人のヒガキは、亡き初代・ウカイが作った、ケンカをおさめる魔法のような酒「ジュレップ」があれば、住民同士のいさかいがおさまると考え、ミコチに相談をします。

両者の全面戦争が繰り広げられるなか、新参たちが美味しそうに食べる「夜食」に古参たちがざわつきます。

争いの潮目を変えたこの料理。
蜂蜜館に大量にあったキノコをにんにくと唐辛子と一緒に弱火で煮て、できた先からミントソースと一緒に食べる、というシンプルな一品。
つまり、鍋で作るアヒージョのようなものでしょうか。絶対美味しい予感しかしませんよね……!


材料(2人分)

・ブラウンマッシュルーム お好きなだけ
・オリーブオイル 適量
・唐辛子 2~3本
・にんにく 3~4かけ

ミントソース
・フレッシュミント 10g
・玉ねぎ 1/8個
・レモン汁 大さじ1
・塩 小さじ1

作り方


1.ミントソースを作ります。フレッシュミントの葉と粗く刻んだ玉ねぎ、レモン汁、塩を入れてミキサーでペースト状になるまで攪拌します(時間が経つと色が変わってしまうので、なるべく食べる直前に作ったほうがいいです)。

2.ブラウンマッシュルームはいろんなサイズのものがありますが、お好みで。今回はにぎやかになるよう、大小ミックスしてみました。大きいマッシュルームは半分に切っておきます。
3.厚手の鍋にオリーブオイルを注ぎ、にんにくと唐辛子を入れて弱火にかけます。

4.にんにくの周囲に気泡が出て香りが立ったら、マッシュルームを加えます。そのまま弱火でじっくり火を通し、マッシュルームが一回り小さくなったら頃合いが食べごろ。網杓子で引き揚げて、皿に盛りつけてミントソースをかけていただきます。

完成


うまみたっぷりのキノコを、塩とレモン果汁がきいたミントソースと一緒に食べると、さわやかでいくらでも食べられそう!
マッシュルームだけでなく、エリンギやしいたけなどでも美味しいです。

「酒がないのは拷問だ……」となる呑兵衛の方は、同エピソードに登場する、ミントのお酒「ジュレップ」をおともにぜひ。

キノコやにんにくの風味がついたオイルの残りは、パスタやドレッシングに使ったり、バゲットにつけて食べても美味しいです。









レシピをつくったひと:梅本ゆうこ
1979年大阪府生まれ、関東在住。
普段は会社員兼主婦。好きな食べ物は梅干、ビール、いちごのショートケーキ。
マンガの好みは雑食。2012年2月にリトルモアより書籍「マンガ食堂」出版。

マンガ食堂公式サイト:http://mangashokudo.net/